こんにちは、ひいたです。
今回は精神科医の中村恒子先生と奥田弘美先生の「うまいことやる習慣」を紹介します。
この本では中村先生が心がけてる仕事との向き合い方や
人付き合いのコツなどを奥田先生がまとめて紹介しています。
中村先生が関西弁でのほほんと優しくお話ししてくださっているので
読みやすくて、話がすーっと心に響く本でした。
人生の暇つぶしに仕事する
中村先生は精神科医で本発売当時89歳、現役で働いていらっしゃいます。
89歳で働いているなんて驚きなんですが、その時点で9時〜17時の週5で働いているそうです。
ひえ〜、すごすぎます。
でも頑張って仕事してる感じではなく、「頼まれるからしてる」みたいな感じで
ゆるく仕事を続けていらっしゃいます。
これは仕事をナメているわけではなくて笑
仕事を1番にする生き方は違うんではないか、というこということだと解釈しました。
生きるため、食べていくために仕事するのは当たり前なんです。
でも仕事に一生懸命になりすぎて、
家族や今大事なことをないがしろにするのは違うんではないかと。
そうゆう考え方だから、長く仕事を続けられるんでしょうね。
私は力仕事をしていますが、
正直何歳までできるか分かりません。
歳をとったら今と同じような内容の業務はできないでしょう。
しかし、その時にあった働き方でゆるく続けて
プライベートを大事にする方に注力していきたいと思いました。
人はひとりで生きていくもの
「孤独」を恐れない生き方も大事です。
「孤独」というと、寂しさや悲壮感ただよう感じがしますが
完全にひとりになることなんて今の時代ないと思います。
なんだかんだSNSやご近所さんと付き合ってますしね。
そして死についてもふれています。
先生も孤独死について考えを述べていますが
必ずしも孤独死が悲しいことだとは思いません。
私の、というか誰にとっても理想の死に方は
「ぴんぴんコロリ」
ではないでしょうか?
前日までいつも通り元気だったのに
次の日の朝死んでいた、みたいな。
人間いつかは死ぬ運命。
遅かれ早かれ誰にだって死はやってきます。
だから恐れていたってどうしようもない。
孤独死が悪いこと、可哀想なことみたいに報道されますが
誰にも迷惑かけずひとりで死んでゆく。
これほど素晴らしいことはありません。
あとの処理は大変でしょうが
子どもたちよ、それはよろしくお願いします笑
人と距離をとる
人に期待しすぎるといいことありません。
性格が合わなくて苦手だったり、嫌な人っていますよね。
そんな人とは距離をとって近づきすぎないほうがいいそうです。
自分から「もっと親しくなろう」とかその人に興味を持とうとしない。
だからその人に過剰な思い入れもないし、期待もしない。
でも向こうから近づいてくれば、笑顔で対応する。
そのくらいの距離感でいいんです。
結婚しているとまた話は別で
どうしても夫や義父母の悪い面は見えてきます。
夫はともかく笑
義父母とは、できれば物質的にも距離を取りたいところです。
近づきすぎるから、人の悪い面も見えてくるのではないでしょうか。
先生は長男家族と同じ敷地内で暮らしていますが
長男家族とは週1回、夕飯を共にするだけだそうです。
あとは基本放っとく。
そうすると、お嫁さんとの仲も適度な距離を保って付き合っていけるそうです。
私の結婚時代は同居でした。
そりゃあ悪い面が見えまくりです
それはきっと、お互い様でしょうけど
これこそどこかで折り合いをつけて、うまくやっていかないと
(夫も含めですよ!)
私のように離婚することになります笑
私は私、人と比べない
これは私も親に言われてきたことです。
「うちはうち、よそはよそ」
当時は悪い方に受け取っていて
みんなが持っているのに、自分は持ってないものってありましたよね?
それを言うと必ずこう返ってきてました。
まぁこの発言は幼少期、10代の頃よくありますよね。
みんなやってるとか、持ってるとか。
じゃあみんなって何人?だれ?
ってなりますよね。
長女もよく言ってきます!
でもね、娘に言いたい。
人と比べたり、周りとおんなじになろうとしないでって。
あなたはあなたの良さがある。
あなたはあなたで素晴らしいんです。
比べたって無駄、自分は自分でいいんです。
でも憧れは大事で、その人を目標にしてなにかに励むのなら素敵だと思います。
理想の生き方
この本を読んで、中村先生の考え方ステキだなあと今後の人生の参考になりました。
ただ毎日を精一杯生きてゆくだけ
欲を持たずに、日々たんたんと過ごす
過去のことを悔やんだり、将来のことを心配しても仕方ない
人と適度に距離をとって、自分の人生を生きる
与えられた仕事を日々こなす。
家に帰って子どもたちとごはんを食べて、
夜は早く寝て、また次の日を過ごす。
それでいいんだなって思いました。
色々考えることや、将来の不安もたくさんあります。
でもあれこれ考えたって仕方ない。
今起こっている問題にだけ対処していけばいいんです。
「今」の「自分」を生きていきましょう。