ライフスタイル

なんで肉はおいしいのか

こんにちは、ひいたです。

夏バテにはスタミナがつきそうなお肉とかガッツリ食べたくなりますよね。

その気持ち、分かります。

私も10代の頃はスタミナ=肉!って感じで、元気を出したい時は(いや、それ以外でも)お肉を食べていました。

よく言われるのは、私たち人間は動物から命を頂いて生きていますってこと。

しかし病気になって、マクロビに出会って、それからveganの考えを知って思ったんです。

↑おいしそうですか?

食べたいですか?

私達はなんでお肉を食べたくなるのでしょうか?

肉を食べたくなる理由

1. 体が栄養を求めているサイン

お肉にはたんぱく質や鉄、ビタミンB群が豊富に含まれているから、体が「今、エネルギーや修復に必要だよ!」とサインを出している場合があります。

特に鉄不足やたんぱく質不足だと、無性にお肉っぽいものが食べたくなるそうです。

2. 脳が「旨味」や「脂」を欲しがる

お肉には「旨味成分(グルタミン酸・イノシン酸)」や脂質があり、脳に「おいしい!満足!」と感じさせる力があります。

これは人間が生き延びるために「カロリーや栄養価が高いものをおいしいと感じるように進化した」からとも言われています。

3. 習慣や思い出

子供の頃から「ごちそう=お肉」というイメージがあると、心がホッとしたい時にお肉を食べたくなることがあります。

食べたい気持ちって、実は体だけじゃなく心の影響も大きいと言われています。

4. 植物性で代わりが見つかっていない

お肉の「噛みごたえ」や「コク」に近いものがないと、なんだか物足りなくてお肉が恋しくなることも。

豆腐や大豆ミート、ナッツ、きのこで旨味や食感を補うと、少し落ち着くこともあります。

ところで肉って必要?

人間が生きる上で肉を食べることは必須ではありません。

植物性の食品だけでも、必要な栄養素を十分に摂取することは可能です。

ただし、いくつか注意点があります。

ビタミンB12: ビタミンB12は主に動物性食品に含まれるため、菜食主義(特に完全菜食主義であるビーガン)の場合、サプリメントやB12が強化された食品から摂取する必要があります。

鉄分: 植物性の鉄分(非ヘム鉄)は動物性の鉄分(ヘム鉄)に比べて吸収率が低いですが、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率を高めることができます。豆類、レンズ豆、ほうれん草、ナッツ類などに多く含まれます。

タンパク質: 植物性食品からも良質なタンパク質は摂取できます。豆類、レンズ豆、豆腐、ナッツ類、種子類、穀類などを組み合わせて摂取することで、必要なアミノ酸を網羅できます。

オメガ3脂肪酸: 魚に豊富なオメガ3脂肪酸(EPA、DHA)は、植物性食品では亜麻仁、チアシード、くるみなどに含まれるALA(α-リノレン酸)として摂取できますが、ALAからEPAやDHAへの変換効率は個人差があります。必要に応じて藻類由来のサプリメントなどを検討することもあります。

バランスの取れた植物性の食事を心がければ、健康的に生活することは十分に可能です。

多くの研究で、バランスの取れた菜食主義は心臓病、2型糖尿病、特定のがんのリスクを低減する可能性があると示されています。

最終的には、個人の健康状態、ライフスタイル、倫理観などに基づいて、食生活を選択することになります。

ゆるveganにしてみたら

私はveganという考え方、生き方を知って「こういう生き方がしたい!」と海外の方を参考に色々マネしたり参考にしてきました。

でもどうしても無理なことは出てきます。

例えば日本(特に私の住んでいる地方)では手に入らない商品だったり、日本ではvegan対応のお店は少なく外出先での食事に困ったり…。

そうしているうちにveganを続けることが難しかったり面倒くさくなったりしてきました。

でもそれって完璧を目指しているからだとふと気がついたんです。

100%動物性食品を排除しなくてもいいんじゃないか。

原材料を細かく気にしなくていいんじゃないか。

こんなふうに思えるようになりました。

そしてたどり着いた…というか落ち着いたのが「ゆるvegan」です。

つまりplantbasedです。

食物性食品を多くして、なるべく動物性は摂らない。

でも出汁の成分とか原材料まで気にしなくていい。

植物性の選択肢がなかったら食べられるもの・食べたいものを注文する。

こんなふうにルールを緩めたら気が楽になったんです。

肉を食べなくても生きていける!

肉を食べない食生活、例えばベジタリアンやヴィーガンは、世界中に広まっています。

肉食に比べて、健康上のメリットがあるという研究も増えています。

例えば、野菜中心の食生活は、低カロリーで食物繊維が豊富なため、内臓脂肪の減少や、動脈硬化、高血圧のリスクを低くすると考えられています。

ただし注意すべきこともあって、お肉や魚からしか摂れない栄養素もあるのは事実です。

普段はplantbased、外食時は気にせず何でも食べるスタイルならどちらの栄養素もかけることなく健康的に過ごせるのではないでしょうか。

肉を食べない食生活は、単に肉を抜くだけではなく、バランスの取れた食事を心がけることが何より重要です。

もし興味があれば、まずは週に数回、肉を別の食材に置き換えてみるなど、できる範囲で試してみるのをおすすめします。

きっと身体が軽くなるのを実感できるでしょう。

さよなら肉食──いま、ビーガンを選ぶ理由 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ)

蛋白質革命が世界を変える。── ■第一章.........農家が世界を変えられるわけ ■第二章.........善良な人々が悪い物語を信じるわけ  ►間奏曲......何も分かっていなかった ■第三章.........青白い怒りん坊からセクシーな美男美女へ ■第四章.........金持ちのキリン肉、貧民の野菜、みんなの牛乳 ...

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